こちらは、PowerCMS X本体を配置したサーバ＝公開サイトという１サーバでのシンプルな構成となります。こちらの構成は、低価格でしかも納期も短く実装が可能となり、小規模サイトではオススメの構成です。
ただし、PowerCMS X本体を公開サーバ側に配置するため、セキュリティ面でのリスクは高くなります。もちろん、管理画面部分はBasic認証、IP制限などを利用したセキュリティ対策は可能です。

こちらは、PowerCMS X本体を配置するサーバと、公開するサーバを分離した構成となります。不要なプログラムを公開サーバに置く必要がないので、サーバは複数台必要となりますが、セキュアな構成が可能です。なお、PowerCMS X本体を配置するサーバ公開サーバが分離することで、例えばサイト内検索機能など、動的な処理が一部利用出来ないケースがございますが、サイト内検索であれば、ASPサービス等を併用利用することで、構成に影響なくサイトを構築することが可能です。
またコンテンツをJSON等の静的データとして出力し、フロントエンドで検索機能を実装するケースもあります。

こちらは、PowerCMS Xのクラウド版を利用した構成となりますが、自社でサーバ２台運営するのはちょっと・・という場合に、ご利用頂けます。管理画面など、ソフトウェア本体部分は、PowerCMS Xの開発元であるアルファサード社が運営しているクラウドサービスを利用して、静的なファイルのみ、自社で運営している本番の公開サーバへ転送・公開するという方法です。このため、現在既に運営しているドメイン・サーバを有効活用しながら、CMS用のサーバの導入・運用管理コストは削減が可能です。もちろん、クラウド環境ですので、常にソフトウェアは最新のバージョンをご利用頂くことが可能です。

こちらは、「サーバ２台でのセキュアな構成」と基本的な考え方は一緒ですが、大規模なアクセスに耐えうるために、公開サーバ側を複数台で冗長構成にした構成となります。もちろん、PowerCMS Xの管理機能はバックエンドのCMSサーバ内に配置するためセキュアな状態を維持しています。フロント側の公開サーバ側には静的コンテンツを配置するため、サーバ側の処理負荷も低く、プロモーション用のサイトなどで一時的に高負荷となる場合でも問題ありません。特にニフティクラウドやAWSなどのクラウドサーバを利用することで、サーバ単体のスケールアップから、複数台へのスケールアウトまで、お客様のニーズにあったサーバ構成での運用が可能となります。