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【2018年社員旅行】気分は王侯貴族!!社員研修で象乗り実習。


                【2018年社員旅行】気分は王侯貴族!!社員研修で象乗り実習。


というと、アフリカの大平原を群れで悠々と歩く姿を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
象は大別して「アフリカゾウ」「アジアゾウ」の2種類があり、アフリカゾウはサハラ砂漠から南、アジアゾウは南アジアから東南アジアにかけて生息しています。

今回の社員研修の舞台はタイなので、出会ったのはアジアゾウ。
アジアゾウはアフリカゾウより一回り小さくて背中が丸く、耳も小さい。比較的温厚で人間に慣れやすいため、古くから飼育されてきた歴史があります。


アジアゾウ

アジアゾウ

アフリカゾウ

アフリカゾウ

象と人の歴史

太古の時代はナウマンゾウやマンモスなど狩猟対象でしたが、人類が進化して文明が発達すると、紀元前1100年頃にはインド・東南アジア、地中海を中心に戦闘時の王族の乗り物や戦象として使われるようになりました。(もちろんアジアゾウ)

その巨大さは王族の威厳を示すにはもってこいですね。中でも「白象」は特に神聖な生き物とされ、タイでは象に関する法律があり、白象が見つかると国王に献上されて王宮にて飼育されています。
いかに強さの象徴として大切にされているかが、今でもタイの軍艦旗から伝わります。

そんな象に我々のような王族でもマハラジャでもない庶民が乗れる!
そんな夢のような体験をしてきました!

コース別研修:ELEPHANT60

社員研修2日目。午前中は社員全員で南国リゾート海洋研修。 青い空、青い海、白い砂浜で南の島を満喫します。

午後からはコース別研修。
ヨガにて精神・心身修養するコースやエステで己を磨くコースなど、社員のリクエストで決まったコースに各々参加します。
その中で「タイといえば象でしょう!」と60分間の象乗りコース『ELEPHANT60』に殺到・・と思いきや、希望者がせんせーと私しかいないという、ひっそりした幕開けとなりました。

研修会場は集落奥地の雑木林

南国ビーチから高速船で本島に戻り、各コースに別れます。

我ら『ELEPHANT60』は途中まで同じ方面のハードボイルドを極めんとするおっさ・・役員2人の『チーム射撃』と同行。
ナマの銃声に魂を抜かれつつハードボイルドコンビと別れ、いよいよ『ELEPHANT60』研修会場へ向かいます。

風光明媚な海沿いを走り続け、送迎車がおもむろに「コレ車で走って大丈夫?」な山道に突入!
荒れた急斜面をガンゴン揺られながら登っていくと、華やかなリゾートタウンとはまるで無縁の、時間の流れから取り残されたようなひっそりとした集落が現れました。

バラックな建物の前で降ろされ、せんせーと立ち尽くしていると、おっちゃんがバラックから手招きしてくれたのでとりあえず行ってみる。

「ヤミー、ヤミー」と言いながら木の枝のようなものが入ったビニール袋を持ってきて、「ヒャク、ヒャク」と言うのでよくわからない会話をしたところ、「象のおやつ100バーツ」と判明。

指し示されるがままに象のおやつを持って階段を登ると、そこには象の顔が足元に!
一気に一袋あげたところで「乗りなはれ」との司令を受けて、おそるおそる象の背の椅子に移動。

カリスマ象使いの技にしびれる

せんせーと象に乗り込むと、象使いも象の首に登り無言で象を起動。
手にはiPhone。ときおりカカトで象をツンツン、とするだけで象は方向を変えたり、足場の悪いところをゆっくり慎重に歩いたり。

ずっと黙ってiPhoneを見てるがアプリで象を操っているんだろうか…と思いだした頃、景色の開けたくぼみに象を向け「ビューテフォー」と一言いって象を降りる象使い。
「あぁ、撮影スポット、てことね」とせんせーと写真を撮っている間、ずっと木にもたれてiPhoneをいじってる。。
アプリではなく、本当にかかとツンツンだけで操っているらしい。もしかしたらスゴイ象使いなのかもしれん・・。
ちなみに象使いは免許制なので、誰でもできるわけではないらしい。

さらに森の奥へ進んでいくと、象ウェディングの撮影中でした。こっちで流行なのかな?


その後も木が生い茂り虫が飛び交う中を悠然と進んでは撮影スポットでしばらく放置、を繰り返し、60分の象乗り研修もいよいよ終わりへ。

観光地の素顔を垣間見る

ゴール直前でとつぜん象を止め「お土産ボックス」を広げるカリスマ象使い。
ハンドメイド感あふれるアクセサリーを次々セールス開始!ずっとほぼ無言やったのに、急にむっちゃしゃべるやん…。
とはいえ突っ込みどころの多いとても楽しいひとときを過ごせたので、感謝して購入させていただきました。(当然半額に値切る)
せんせーもさわやかな笑顔で「コップンカップ」とチップを渡したら『アリガトアリガト~!』と泣き真似を披露してくれました。

降象後また立ち尽くしていたら、お迎え?コレお迎え?な昭和感漂うピックアップトラックが。今にも吹っ飛びそうな幌屋根はあるけど壁はない。
現地の人達が荷台に乗り込んで移動している姿を「おぉ!」と思って見ていたが、自分が体験できる日が来るとは…。
せんせーもハイスピードな荷台でのドナドナ体験に、珍しくハイテンション。
途中で転がり落ちることもなく、無事にお宿へ戻れました。

まとめ

陽光まぶしいリゾートや華やかなタウンだけではない、地元のリアルな生活の一端にちょっと触れることができた研修でした。

それにしても今回の記事は一体何回「象」が出てきたのか・・。

サイドスリーのブログで象についての解説をご覧になるとは思っていなかった方、象豆知識をお土産代わりにお持ち帰りくださいませ!