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卒業制作展でヒントを得る!未経験でWebデザイナーになるには


                卒業制作展でヒントを得る!未経験でWebデザイナーになるには

これまで全く違う仕事をしてきて、未経験だけどWebデザイナーになりたい!と考えている方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、未経験でもWebデザイナーは挑戦できる職種だと言えます。
資格も必須な学歴もありません!それでも、熱意だけで作品(ポートフォリオ)がない状態で就職活動をするのは厳しいですよね。

未経験でもWebデザイナーになりたい!ということは、きっとデザインツールを触った事があるのだろうと仮定して、技術面のノウハウは割愛し・・・
就職に繋がりやすい見せ方
を知っていれば、作品づくりやポートフォリオの方向性も決めやすいですよね。

そこで今回は、神戸電子専門学校グラフィックデザイン学科の進級・卒業制作展『現在地展』を見に行き、即戦力!と感じさせる魅力的な作品や見せ方とは何かを調べてきました!

つまり、多くの作品がずらりと並ぶ中、目に留まる作品の特徴 = 就職活動するときに見せるべき部分と考え、未経験でもWebデザイナーを目指す際に、最低限おさえておきたいポートフォリオ作りのポイントとしてご紹介します。

就職率98.7%だから知っている!すぐに現場で活かせる作品作り

神戸電子専門学校「現在地展2020」

神戸電子専門学校は三宮の北側にある、驚異の就職率98.7%という、卒業後を見据えてWebデザインやグラフィックデザインの指導をしてくれる専門学校です。

2年制なので、入学直後から就活が始まるイメージだそうで、今回の進級・卒業制作展『現在地展』も1年生の展示があり、就活の1つになります。
実際に企業の方も多く見に来られており、ぜひうちに!という魅力的な学生さんには早めにアプローチされるそうです。

未経験で入学したという1年生でも「Webデザイナーとして今すぐ働けるやん!」というハイレベルな学生さんもいて、正直驚きました。

いやー、若いのに素晴らしい。可能性無限大です。

Webサイトって依頼してくれる人がいるから成立するという、完全に「誰かのために何かを作る仕事をしたい人」のための職業なので、Webサイトを作って欲しい人(クライアント)が望んでいるいる効果を正しく生み出すことが、とても重要になります。

今回の『現在地展』も企業からの制作依頼があり、学生たちがそれに応えるという形で行われていて、クライアントありきの制作展だからこそ、「この人はクライアントの悩みに対してどのような考え方で進めるのか、どんなアイデアを生み出したのか」を非常に見やすく、働くという視点で判断ができました。

学生の頃からクライアントありきの作品作りができるのは、本当に素晴らしいことです。さすが就職率98.7%!

では、ここからは実際に、神戸電子専門学校の学生さんの作品を紹介していきます。

デザインもコーディングもセンス抜群!二刀流はつよい!

Web専攻1年生の松井友希さんの作品

クライアント

兵庫県宝塚市の「やまぼうし保育園」の新規Webサイト制作

要 望

新しい保育園の良さを伝えながら、採用も強化したい


ひときわ輝いていたのが、Web専攻1年生の松井友希さんの作品です。

保育園にありがちな、パステルカラーでふんわり可愛い系・・・ではなく、重めのグリーンの色使いがオシャレなシックなサイトを作られていました。

※実際このやまぼうし保育園はウッド調のスタバみたいな、見た目も非常にオシャレな園で、その雰囲気をしっかり掴んでいました。

 松井さんのアピールポイント

  • 保育園の雰囲気に合わせた固定概念にとらわれないシックなデザイン
  • シックでありながら保育園らしい可愛さを表現するための工夫
  • リクルートページの強化だけではなく、遷移しやすい導線を考案

◆目を奪われる画像の選び方と統一感

子供の顔写真がどーん、目線ばっちりという画像はなく、小さな指先とおもちゃや、ブランコを漕ぐ子供の横顔など、印象を固めすぎない上手な写真選び。

加工の仕方もしっとりと深みがあり、サイトの印象にぴったり!


◆デザインとコーディング、両方の角度から効果を狙っている

松井さんは「コーディングしながらデザインを考えるのが楽しい」と言うだけあって、見た目だけでなく動きで温かみを出すなど、両方の良さをしっかり合わせ持ったサイト作りをされていました。

やはりデザインもコーディングも強い人は、バランスが良く、任せられる範囲も広いので、企業の欲しがる人材です。

固定概念にとらわれないデザインは、「なぜそうしたのか」の理由付けに説得力があると、他の案件ならどんなデザインをするのかな?と興味がむくむく。

リクルートページがクリックされるよう、導線から考えているのも、クライアントの要望を様々な要素で達成しようとしていているのを感じました。


根本から見込み客の幅を広げる発想がおもしろい!

グラフィック専攻1年生の大西亮介さんの作品

クライアント

道の駅で販売される淡路島さんのフルーツを使用した無添加ジャムのパッケージデザイン(淡路島産ハリーさんのジャム 特定非営利活動法人 神戸デザイン協会)

要 望

道の駅でのジャムの販売・売上強化(お値段ちょっと高め)


商品を魅力的に見せる以前に、購買層を広げていて面白いなと思ったのが、グラフィック専攻1年生の大西亮介さんの「食べるジャム」という作品。


 大西さんのアピールポイント

  • 商品にいままでなかった新しい価値をプラス
  • 脇役になりがちなジャムをそのまま食べるメインアイテムに
  • 淡路島の観光客である若い年齢層をターゲットにしたデザイン

◆普段ジャムを使わない人もお客さんになる!

ジャムの使い道・・・例えばトーストに塗って、ヨーグルトにまぜて、紅茶に入れるなど、脇役でしかなく、和食派の方なら敬遠してしまうのが本来のジャムです。
でも、食べるジャムはデザート的な発想で、パンを食べない、普段ジャムを買わない人たちも購買層に取り込める作戦になっています。

ターゲットを広くできる=お土産にぴったり!相手がジャムを使うかどうか気にしなくていいのって、道の駅で販売するというクライアントの目的をしっかり捉えていますよね。

大西さんに他のサービスの売上強化を考えてもらう時、どんなアイデアをだしてくれるのかなと、期待しちゃいます!


1つのアイテムでできることを最大限にふくらませる!

グラフィック専攻1年生の中本涼音さんの作品

クライアント

飲食店を経営する企業の会社案内のデザイン

要 望

会社の魅力を取引先や求職者にしっかり伝えたい


パンフレットの中身の写真をお見せできないのが残念なのですが…

とても読みやすく、フォントの使い方・ジャンプ率・文量やレイアウトなどバランスの良い作品だったのが、グラフィック専攻1年生の中本涼音さんです。

 中本さんのアピールポイント

  • 明るくてポジティブな印象を与えるデザイン
  • 情報が変わりやすいものは1枚物で作成し、挟み込める
  • 封筒がクリアファイルとして使用できる無駄のないデザイン

◆どの会社にも使える、パンフレットの楽しいアイデア

情報が変わりやすいものは1枚物にして、差し替え可能にするため、パンフレットの中はポケットになっています。
しかも、ポケット部分は会社のロゴカラーを使用した虹のモチーフで、誰もが狙い通りの明るくポジティブな印象を受けるデザイン。

封筒型クリアファイルになっているので、渡すときは封筒で、その後は切り離してクリアファイルにもできるというスグレモノ。
後にクリアファイルとしても使いやすいよう、会社名を大きく出しすぎないようにも工夫されています。


コストはちょっとかかりますが、会社案内をどこまで幅広く応用できるかをしっかり考えて、アイデアを詰め込んでいる部分が素晴らしいです。

この形は、この企業だけでなくどこにでも当てはめられるのも良いですよね。このパンフレットを営業で使用すれば、きっとその場で話題になり印象に残るはず。




今回、Webサイトデザインだけではなく、マーケティング要素や販促物も交えてのお話になりましたが、3人の作品を通してもわかるように、目をひく作品はWebサイトでも印刷物でも、なぜそうしたのかという理由付けがしっかりしていて、クライアントとターゲットのことを調べた上で、反映させていることが窺えます。

その部分が曖昧だと、受け取り手の印象もぼやけたものになってしまいます。

今回のテーマでもある未経験でもWebデザイナーで就職を目指す際に必要なポートフォリオの要素はここにあると考えました。


未経験でもWebデザイナーに!就活のためのポートフォリオを作成する

ポートフォリオのイメージ

ポイント

  • クライアントに依頼を受けた形にする
  • クライアントの要望(悩み・希望・望む効果)をのせる
  • クライアントの要望に自分の考えた答えをのせる(それに至った理由、背景も)

デザインのテクニックや、ポイントだけでなく、これらをしっかり載せるように構成しましょう。

説得力のあるデザインやコーディング、動きを考えられる想像力や論理的思考をアピールすることが大切です。

「どんな効果を狙ってそうしたのか」の構成で作り上げれば、お仕事に貢献するあなたをイメージできる、立派な就活ツールになります。

クライアントは知り合いなどがいれば良いですが、いない場合はクラウドソーシングでコンペに応募するのも良いでしょう。

技術を見せるときには、Webサイトやデザインの完コピ(模写)もおすすめです。

1pxのズレも許さず完コピするのは技術力を上げる近道だというのは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

未経験からWebデザイナーを目指すならぜひやっておきたい勉強法です。


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サイドスリーでは、技術は後からいくらでも学べる!の方針でそこまでは重要視していません。

現時点での技術力が高いことより、何がしたいか、どうなりたいか、サイドスリーのどこに興味を持ってくれたかなどなど、面談でもフィーリングやその方自身をしっかり見ています。

なので、サイドスリーでは、社長面接からスタートします。一般的には社長面接は最終ってことが多いので珍しいですよね。

技術面のお話をする現場のメンバーとの面談は、二次以降というパターンも多くあります。(わたしも当時びっくりしました!)

そしてサイドスリーでは、未経験でのアルバイトからスタートし、今や会社を背負って立つようなレベルの高いWebデザイナーやコーダーが多くいます。

最初はアルバイトだった・・何もできなかった・・会社に入ってから勉強した・・などの経歴を聞いてびっくりするようなメンバーが大活躍しているのもサイドスリーの特徴でもあり、会社の器の大きさや、スキルアップできる環境であるのがよくわかります。

サイドスリーのサイトでも採用情報ページや、業務内容はもちろん、社内の雰囲気が伝わるブログもたくさんあります。

採用条件にはいろんなことが書いてありますが、全て当てはまらなくても、とにかくサイドスリーに興味ある・・!とピンときた方はぜひご連絡ください。

あなたのポートフォリオを楽しみにしております!


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