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「中堅社員キャリアアップ研修」参加


                「中堅社員キャリアアップ研修」参加

「中堅社員キャリアアップ研修」参加

こんにちは。
webデザイナーのちぃさんです。
代表 和田にいざなわれて、和田、かねやん、私で「中堅社員キャリアアップ研修」に参加してまいりました。
セミナーは、講義とワークショップの2部構成からなっており、AM9:30~PM17:30までと一日通してじっくりと。そして内容は、かけた時間の何倍も濃いプログラムでしたので、こちらでご報告いたします。

セミナーの目的 ―
経験年数を重ねた「中堅社員」が更に飛躍し、自社を牽引するリーダーにまでキャリアアップできる人材になる(今日がその日)。

会場で渡されたプログラム表を見てみると、30社以上の企業、人数で言えば100名近くが参加していました。
土曜日。
お休みの方もいるはずなのに、参加者の方々の志の高さ。
私もその1人。

午前の部 ― 講義 「あなたの姿勢が会社と人生を変える」(有)神戸経営支援センター 藤本 秀俊氏

内容は、
「中小企業の『魅力』ってなんだろう」
「中堅社員として勤続年数や様々な経験を重ねた今、今までの自分の『棚卸し(自己点検)』してみませんか」
というものでした。各センテンスの詳細をご紹介します。

「中小企業の『魅力』ってなんだろう」

藤本氏の言う「大手企業にはない、中小企業の『魅力』」とは大きく挙げて以下の2つ。
  1. 社員や上司とのコミュニケーションが取りやすい。
  2. 社員一人ひとりのマンパワーが、会社の変化や社風に直接的に影響し、自身が会社の歴史を作ったり、ブランドを確立したりできる。
というものでした。

-振り返ってみると、本当にそうだと思いました。

当社でも、自身の考えは常に役員、スタッフ間で意見交換しています。 たとえ個々で担当している案件でも、みんなで共有し、お客様に提示する時は、会社としてのご提案として活きています。 そして、新たなアイデアが「良い」となれば、すぐに反映されます。会社自体が個々のマンパワーが集合したひとつの生命体のように日々変化し、呼吸しています。 そのダイレクトな影響力が、個々で考える時にも原動力になっていたということを、日々働いていると業務フローとして案外「当たり前化」していた事象でしたが、実は「大きな魅力」だったのだ、と気づかされました。

「中堅社員として勤続年数や様々な経験を重ねた今、今までの自分の『棚卸し(自己点検)』してみませんか」

藤本氏の言う『棚卸し(自己点検)』とは、継続年数を重ねていくうちに陥りやすい落とし穴を示唆し、それを回避するための方法論でした。
陥りやすい落とし穴とは、継続年数とともに経験を重ね、スキルが身についていく反面、日々が同じ作業の繰り返しになることで倦怠感が生まれるということ。
そういった時『棚卸し(自己点検)』をすることで、「これまで」を振り返って見えてくる法則、それらを活かすことで「これから」の方向性を見出すきっかけになる、というものでした。

―そんな 『棚卸し(自己点検)』を、午後からのグループワークで、実際にみんなで行ってみました。

午後の部 ― 『棚卸し(自己点検)』

『棚卸し(自己点検)』は、参加者が10組のグループに分かれてグループワーク形式で行いました。
具体的には ―
  1. 「私のライフ・ラインチャート」の作成
  2. 「将来ビジョンの一覧表」の作成
というものでした。

1.「私のライフ・ラインチャート」の作成

  • 自身の誕生から現在までの人生の幸福度・満足度をラインチャートで記入。
  • 幸福度・満足度の高いところ、低いところ、の主だった出来事を記入。
  • グループごとに発表。

ここが、棚卸しポイント!!

  • 自身だけでなく他者の人生を知ることで、「幸福度・満足度」に影響を及ぼした出来事には、人それぞれ内容だけでなく価値観という意味でも差異があることに気づく。
  • その上で、自身の「幸福度・満足度」に影響を及ぼした出来事には、自分なりの一貫した共通の法則があり、自分は「何で幸福と感じてきたのか」「何で不幸と感じてきたのか」を見出すことで、それを今後の働き方を見出すヒントが見つかる。

2.「将来ビジョンの一覧表」

  • 1.の「私のライフ・ラインチャート」で見出した「幸福度・満足度」の法則を基に、「将来ビジョン」を表に記入。
  • グループごとに発表。

ここが、棚卸しポイント!!

  • 将来ビジョンの輪郭を具体的にすることで、「じゃあ、何をすべきか」が具現化する。
  • そうすることで、前述の「中堅社員が陥りやすい落とし穴」にはまらず、「日々が同じ作業の繰り返し」ではなくなる。

― 以上が、 『棚卸し(自己点検)』の内容でした。

セミナーを終えての感想―

午前中の講義では、日常「当たり前」だと思っていたことが、「自社の魅力」なんだと気づき、自分自身、意識の変化が生まれました。
物事とは、それ自体を排除したり、新たに何かを加えようとしなくても、それを見る視点や考え方を変えてみることで、何倍も魅力的になったり、代わり映えがしないと思っていた物事の「活かし方」や「変化の方法」を見出すための発見があるのだと感じました。
午後のグループワークでは、人生における「幸福度・満足度」の法則について、はじめて考える機会になりました。
私の場合であれば、幸福に感じた時期には必ず「何か目標がある」「目指したい誰かがいる」ことがわかりました。他の方では、例えば、家族が出来たことで、今までの「幸福」が自身の出来事に付随するものだったけれど、子供の成長など家族の出来事が強く影響するようになった等がありました。
また将来ビジョンについて、グループの意見を聞いていると「今後は残業時間を減らしたい」「結婚がしたい」など一個人に関することを挙げる人もいれば、「部下の欠点を否定するのでなく、長所を伸ばせるような指示者になりたい」「新たなサービスを展開したい」など一社員としての個人に関することを挙げる人もいて、一口に「中堅社員」と言っても、立場や見えている景色には個々の差異があるのだと思いました。
― セミナーが終わると、お楽しみの懇親会。
居酒屋でお仕事のこと、プライベートのこと、グループワークが合ったからこそ、初対面でも多いに盛り上がりました。
セミナーで得られたものは、数えきれないほどありましたが、こういった機会に違った業種の方々と出会え、つながり、笑い合えたこともまた代えがたく大きな収穫でした。
今回のセミナー参加で経験した事柄は、自身の中で収束させず、社内のみんなにフィードバックすることで、清々しく深呼吸の出来る風通しのよい会社に、個々人の力で成長させていきたいと思いました。
皆様の会社でもぜひ、ご自身の『棚卸し(自己点検)』試してみてください!!